企業法務
企業法務とは、会社に関する法律問題全般のことを指します。
会社は、大きく分けて4つの分野で法律と関わります。
一つ目は、ガバナンスです。ガバナンスとは、会社における意思決定や内部でのチェック機能、取締役をはじめとする役員の就任など、会社を実際に動かしていくためのルールをいいます。
二つ目は、ファイナンスです。ファイナンスとは、銀行からお金を借りるだけでなく、投資家に株式などの形で出資してもらうことも含む資金調達の方法です。
三つ目は、M&Aです。M&Aとは、会社の買収や事業譲渡など、会社の規模の大きさを変えることを指します。
四つ目は、契約です。顧客との売買契約だけでなく、労働者との労働契約、テナントの賃貸借契約、リース契約など、様々な契約の締結を通じて会社は業務を執行することになります。
つまり、会社として行う全ての行為は法律と関わることになります。企業法務で何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
労働法務(使用者側)
労働法務とは、会社が従業員(労働者)を雇用することをに関わる法律問題をいいます。
従業員は、会社側に比べて通常立場が弱いことに鑑み、従業員を保護するために労働法などの様々な法律で保護されています。
そのため、例えば問題がある労働者であったとしても、解雇したり、配属を変えたりすることは慎重に行わなければなりません。
不適切な形で労働法務を行うと、労働者から会社に対して損害賠償を請求されるだけでなく、悪質な実態がなくとも「ブラック」といった会社の評判を受ける、売り上げが落ちるなど、会社の企業価値を大きく損なってしまうような危険性があります。
逆に言えば、適切な労働法務を行うことは会社の企業価値を高めることにもつながります。
労働法務についてお困りの際はお気軽にご相談下さい。
不動産
不動産は、その財産価値が高い反面、ときに様々なトラブルに巻き込まれることがあります。
不動産が関わるトラブルには、3つのタイプが挙げられます。
一つ目は、その所有に関するトラブルです。不動産が別々の人に二重に売買されてしまう、長期間占有による時効取得、登記が別人名義になっているなどのトラブルがあります。
二つ目は、その利用に関するトラブルです。隣人トラブル、賃貸した場合の家賃滞納や無断転貸などがあります。
三つ目は、家族に関するトラブルです。相続などの分割における紛争などもその例です。
どのトラブルであっても、適切に対処することが必要です。不動産トラブルでお困りの際はお気軽にご相談下さい。
一般民事・家事
法律は、企業や国のためだけのルールではありません。私たちの日常生活の根幹となるようなルールにも、法律は深く関わっています。
日常生活で起こるトラブルは、しばしば「社会生活上の病気」とも捉えられます。病気がただの風邪であれば、放置していても治るので大丈夫でしょう。しかし、その症状にはひょっとすると大きな病気が隠れているかもしれません。
自分の体調が、実は自分でもよく把握しきれていないことがあるように、日常生活で起きたトラブルであっても、専門家による診断や解決が必要なものがあります。
法律に関わるトラブルも早期治療が重要です。弁護士に相談するかどうか迷ったら、そのときはお早めにご相談下さい。